サンボマスター「きみのためにつよくなりたいツアー2010」ファイナル＠Zepp Tokyo 2010.07.17

７月３連休の１日目。

〜Set list〜
01. 世界をかえさせておくれよ
02. I love you & I hate the world
03. 愛とは 愛とは
04. 青春狂騒曲
05. あなたといきたい
06. 傘にさせてくれ
07. スローなディスコにしてくれ
08. 君を守って 君を愛して
09. 僕の好きな君に
10. きみはともしび
11. ラブソング
12. 光のロック
13. 美しき人間の日々
14. 新しく光れ
15. そのぬくもりに用がある
16. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
17. できっこないをやらなくちゃ

EN.
18. アイ ウォン チュー
19. さよならベイビー

今までのサンボのライブで一番最高だった。
当時の全曲をやった両国国技館のライブより良かった。
中だるみもないし、カッとなるし、何より新曲がイイ！


「 I love you & I hate the world」では
『僕の友達が病気で死んだ夜に
総理大臣は線香なんかあげにはこなかったんだ』
のところで
『鳩山由紀夫は線香なんか〜』と絶叫していた！
カーッコイイ！！！


「あなたといきたい」はホントにライブでやるのが楽しみだったから
凄い楽しかった〜！
サンボは聞かせ曲もいいけど、やっぱりアゲ曲のパワーが半端無い。


「ラブソング」→「光のロック」は
ＭＣのニュアンスがカウントダウンの時と同じだったのに、
結局山口くんのパワーにやられて涙。
ちゃんと志村のことも想ってくれてて良かった。
でも清志郎の名台詞「愛し合ってるかい？」を連呼された時が一番ぐっときた。
校長の事、色々思い出しちゃったもの。


「君たちを泣かせに着たんじゃないんだよ、笑ってくれよ！」
って山口くんが言うから、無理矢理気持ちを切り替えて「光のロック」へ。
これってあれだ。
ピロウズで1989のあとに無理矢理サリバンに持って行かれる感じと一緒。
立ち直れないけど無理矢理自分を引きずり起こしてアッパーに持って行くのな。
気がつけば演る方も聴くほうも、みんなキラキラしていた。


本編ラストの「できっこないをやらなくちゃ」で
物凄く泣けてきちゃって、どうしようもなかった。
ライジングで怒髪を見た時と同じ感じ。
自分ではどうしようもないところから感情が沸き上がって泣けてきた。
嬉しいけど寂しくて悲しくて、物凄く良くて感動してる、みたいな。

でも山口くんは泣かせに来たんじゃなくて、
笑ってほしいからロックンロールをやってるんだからと思って
泣き笑いでジャンプしてた。


ほんと、心の底からすべて出し切って脱力したような、
でも胸がいっぱいになって満ち足りるライブ。
サンボマスターってすげえな。
これからがもっと楽しみなバンドだー。


今回のお気に入りＭＣ。

「今日は富士急とかエレカシとかもやってるんだよな」と山口くん。
客が「ここが一番最高だー」みたいな事を言ったんだけど
「いやいやいや、他も最高なんだって！」ってすぐさま切り返してた。
私は富士急もエレカシも凄く凄く行きたかったし
どれも甲乙つけがたいくらいに好きだから
この言葉がムチャクチャ嬉しかった。
「ええと…なんて言ったらいいのか分かんないけど……」
口ごもる山口くん。ちょっと考えた後に、
「ロックンロールを好きでいてくれてありがとう」
普通だったら「数ある中からこのバンドを選んでくれてありがとう」
って言うだろうけど、「ロックンロールを好きでいてくれて」っていうのがね。
山口くんもロック小僧なんだなー！
立ってる位置が客に近い感じで斬新。
こういうスタンスも好きだな。


「この会場の2500人が後ろまでモッシュしてるとか凄ぇ。
２階席の300人はこんな風（体をクネクネさせて）にしてるけど、
１階は後ろまで全員モッシュですよ！」
山口くんの純粋にスゲーって笑顔。
「なんか変な宗教みたいだな〜……ロックンロール教だ（笑）」

というわけで、
ロックンロール教に入信しました（笑）